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昔、福島県の仁王寺に、別当尊貞法印(べっとうそんじょうほういん)という、お坊さんがいました
このお坊さんはやることなすこと失敗ばかりで、いつも村人たちを笑わせていました。

例えば、善意の申し出を断りきれずに、逆方向に行く帰り馬の背に乗せられたり
夜道を歩いていて頭に落ちてきた熟柿に驚き、寝込んでしまったり
寝る前、雨音を自分の小便の音と聞きちがえ、朝まで便所に立っていたり
こんな和尚さんでしたので、村人たちから親しまれていました

ある春の日、お彼岸で檀家さん回りをしていた和尚さんは
お茶うけに「ふうきミソ」を出されました