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昔あるところ(今の東京都板橋区)に父親と息子が暮らしておった

息子のとめ吉は毎日わらじを作って街へ売りに行き、父親は毎日畑仕事をしておった
貧乏な暮らしではあったが、とめ吉がとても良い息子であったため
父親の顔はいつも晴れ晴れとしていた

父親はこのような山深いところでは息子に嫁が来ないのではないかと心配し
息子は貧しくて父親に酒を飲ませてあげることもできないことを、申し訳なく思っていた

ある日のこと。とめ吉が街から帰ってくると、まだ父親が帰ってきていない
心配になって夜道を迎えに行くと、酒に酔った父親がくわを担いで帰ってきた
あわてて父親を連れ帰るとめ吉であったが、なぜ父親が酒を飲んでいるのか不思議に思うのであった