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昔、江戸の小石川の喜運寺の近くに豆腐屋があった
この豆腐屋は大変繁盛しておったが
ある時豆腐屋のだんなはもっと金もうけをしようと考えるようになった

おっかあ(妻)には内緒で悪い豆を使ったり
豆腐を少し小さめに切って売るようになった
それでも客はそれに気づかず、店は相変わらず繁盛し、豆腐屋はもうかっておった

ある日、だんなが出かけていてそろそろ店を閉めようと思っていた夕方に
一人の見知らぬ小坊主さんが豆腐を一丁買いに来た
息子が応対するが、二分金という大金を渡してどこへともなく消えて行った

その夜、だんながその日の売り上げを勘定していると、1枚の木の葉が紛れていた