人はみんな「虫」を持っているんでしょうか!?
あなたにもきっと「〇〇好きの虫」がいるんでしょうね!
私にはきっと「運動好きの虫」がいたんでしょうけど
今は休眠中なのかな・・・
そのうちきっと目覚めてくれるはず!
な~んて虫のいい話、かな~
いえいえ、なんか虫の知らせが・・・




「体内にいる虫」の意味で用いる言葉

中国の道教では、体内には3種類の虫がいて、その虫達が身体から抜け出して悪行を天亭に報告すると信じられていました。

また昔は体内に寄生虫がいることが今ほど珍しくなく、寄生虫によって様々な身体の不調が出ることも多くありました。

これらのことから、「体内にいる虫」という意味で虫が用いられることわざや慣用句が多く存在します。

「虫が (の) いい」
自分勝手で都合がいい・ずうずうしい

「虫酸が走る」
不快でたまらない・吐き気がするほどの嫌気がさす

「虫の知らせ」
根拠はないが悪いことが起こる予感がする

「腹の虫がおさまらない」
怒りが収まらない・納得いかない

「 (腹の) 虫の居所が悪い」
機嫌が悪い

実際の虫のイメージで使われる言葉

人々は昔から、身近な存在である虫に対して様々なイメージを持ってきました。

小さくて弱い・気持ち悪くて嫌い・小さいのに頑張り屋さん・はかない命、そんな虫のイメージから、様々な言葉が作られ、用いられてきました。

「一寸の虫にも五分の魂」
小さくて弱い者にも、それ相応の根性や考えがあるのだから、侮ったり馬鹿にしてはいけない。

「虫がつく」
気に食わない者に好かれてしまう。未婚の女性に恋人ができる。

「蓼食う虫も好きずき」
苦い蓼 (たで) を好む虫もいることから、人の好みは様々だという意味。

「飛んで火に入る夏の虫」
虫が夜間に灯火に向かってきて身を焦がすことから、自ら身を危険にさらすこと。失敗を進んで行うこと。

「嫌な人」という意味で使われる言葉 

「虫」と聞くと思わず「嫌い!」と叫んでしまう人が、やはり昔から多かったのでしょうか。

虫を「嫌な人」という意味で用いた、皮肉っぽい言葉も多くあります。

「弱虫」
すぐ泣いたり弱音を吐く人。

「泣き虫」
弱虫と同様のイメージで、すぐに泣く人。

「点取り虫」
テストでいつも高得点を取る人や頭脳明晰な人を、皮肉を込めてこう呼ぶ。

「お邪魔虫」
場の雰囲気にそぐわない、今いないで欲しい人。空気が読めなかったり、水をさすような発言をしたりする人のこと。

「金食い虫」
浪費家。お金ばかりかかって利益を産み出さない人。